
赤ちゃんの誕生を楽しみにしていた妊娠期間。やっと赤ちゃんに会えた!と思ったのもつかの間・・・想像していた以上にイライラしてしまったり、落ち込んでしまったりしていませんか?
その症状、実は育児ストレスかもしれません。育児ストレスの原因・症状、解消法をみていきましょう。
育児ストレスの原因は複合的なもの
赤ちゃんの笑顔は可愛いけれど、なぜかイライラする・・・それは多くのママが感じたことのある感情かもしれません。一体、何が原因で育児ストレスがたまるのでしょうか。
- 情報過多で他人と比較する
昔は育児書や近所のママ・自分の親のアドバイスで育児をしていたことが多くありましたが、今はインターネットにも多数の育児サイトがあり同じ月齢の赤ちゃんを育てているママたちにたくさん出会う機会があります。そのような中で、同じ月齢の子ども達が寝返りや離乳食を始めているというような情報を目にすると「うちの子は遅れている」と思ってしまいがちです。
冷静に考えれば、子どもの成長には個人差があり、ここのスピードでの成長には何ら問題はありません。ですが、核家族化が進み身近に相談相手のいないママは一人で悩みを抱えてしまいがちになります。
他にも、
- 赤ちゃんと1対1の時間が長く疲れる
- 睡眠不足
- 相談相手が近くにいない
- 赤ちゃんを預けられる人がいない
- 育児がママ一人の仕事になっている
などが原因で、育児ストレスがたまってしまいます。
育児ストレスがたまるとどんな症状が出る?
育児に限らず、ストレスがたまってくると体調に色々な変化があらわれます。人によって差はありますが、よく見られるのが、
- 頭痛
- 肩こり
- 眠れない
などの症状です。
赤ちゃんの夜泣きや授乳で睡眠不足になったり、抱っこで肩こりになっていると思われがちですが、ストレスからの症状である場合もあるので気をつけましょう。
また、体の異変だけでなく心にも変化があらわれます。ちょっとしたことでイライラしてしまったりする場合は要注意です。ママが一人でイライラを発散できればいいのですが、つい子どもに大きな声を出したり当たってしまうような発散方法になると、子どもにも危険が付きまといます。
さらにストレスがたまってママが追い詰められると、うつを発症することもあります。「育児ストレスかな?」と思ったら、上手に発散できることが大切です。
育児ストレスの解消方法は?
育児ストレスの原因に思い当たることがあった場合は、それらを一つずつ解決していくのがよいでしょう。赤ちゃんとずっと過ごすのが窮屈に感じるなら、児童館や公園といった「誰かと関われる場所」に行ってみるのがおすすめです。また、赤ちゃんが眠っている間などは隣の部屋などで「ママが一人になれる時間」や「場所」を確保しましょう。
「ママだから」と一人で頑張っていても、解決はしません。保健師や自治体の児童福祉課の方などに話を聞いてもらうのも、心が楽になります。パパにも小さなことから育児に参加してもらうようにして、ママが頑張り過ぎないようにしてみましょう。