4〜6歳のしつけと入学準備

そろそろ小学校のことが気になってくる時期です。

入学までに身につけておきたいこととは何でしょうか。

また、年齢が上がるにつれて友達関係のトラブルが多くなり、親には見えない部分が出てきます。

こどもの心身の状態を把握する意味でも、「しつけ」を通して子どもとしっかり関わっていきましょう。

4〜5歳のしつけ

食事やトイレなど基本的な生活に関する事が自立します。

「自分はもう赤ちゃんではない」としっかり認識し、そのプライドや、寂しさ、不安が交錯しながら成長する時期です。

大人から一方的に命令されることを嫌がり、「なんで」「どうして」としつこく聞きます。

自分なりのルールを作りたがって自分の理屈を押し通しますので、大人から見ると反抗的で生意気にも見える歳頃ですが、社会の仕組みや大人の行動・考えに興味が出てきた証拠です。

ただし、作り話(オバケや鬼などで怖がらせる)でごまかせるのは3〜4歳まで。

4歳は、物語の世界に没頭する時期ですので、感受性が敏感になっており、恐怖を感じやすいために効果があるように思いがちですが、現実と架空のものの区別がまだはっきりつかない時期です。

行き過ぎると夜泣きやおねしょなどの原因にもなってしまいます。

「なぜこうしなくてはならないのか」「しないとどうなるのか」を学ぶチャンスと考え、出来るだけ面倒がらずに、ひとつひとつ教えてあげましょう。

特に5歳を過ぎたら、赤ちゃん扱いせずにきちんと理解させることで、自分で責任を持ってやるようになります。

この機会に絵本や図鑑に親しみ、文字や自然現象に興味を持つきっかけを作るのもよいことです。

例えば「歯磨きを面倒がる」時には、虫歯の仕組みや治療の仕方、治療をしないとどうなるのかなど、具体的に説明しましょう。

また、時には「空は何で青いの?」「どうして雨が降るの?」といった答えるのが少し難しい質問には、「なんでだと思う?」と問いかけ、自分で考えさせると思考力や想像力が培われます。

ただし、間違ったことを言ったり、うまく答えられなくても叱ったり責めたりしないこと。

子どもは、何日も経ってから急に思いついて話しだしたりします。

科学的なことはいずれ学ぶこと。長い目で見て、今しか無い子どもの発想を楽しみましょう。

6歳のしつけ:小学校入学を控えて

いよいよ小学校入学の準備が始まります。

基本的に、小学校に入る為に特別な準備は必要ないのですが、身についていた方が良いことはいくつかあります。

  • 30〜40分椅子に座って集中していられること
  • 自分の名前がひらがなで書ける、読めること
  • 10までの数が数えられること
  • 挨拶やお返事が出来ること
  • 重い荷物を持って学校の行き帰りが出来る体力があること
  • 困ったことを先生や大人に言えること

その他、興味がある子は100までの数や計算、ひらがな・カタカナ・簡単な漢字の読み書きが出来ることもあります。

スポーツ系の習い事をしている子は水泳や跳び箱、球技などが年齢以上に達者な場合も。

しかし先取りをしすぎると、授業が簡単でつまらないものに思えてしまいます。

興味がある分野はどんどん伸ばすべきですが、「学校はつまらない」と思わせないように、「学校に行ったら、習ったことを教えてね」「もっとたくさん色々なことが出来て面白いよ」という様に声をかけましょう。

年長になると、園でも責任のある仕事を任されたり、最年長としてイベントなどではたくさん活躍する姿が見られます。

そこで、家でも責任を持って出来る仕事をひとつかふたつ任せてみましょう。

命や自然に興味が出てくる時期ですので、生物・植物の飼育をしてみるのもいいでしょう。

「自分だけでなくみんなが気持ちよく過ごすにはどうしたら良いか」を考えさせたいところです。

そのために、部屋の整理整頓、食事の支度や後片付けの手伝い、メニュー作り、買い物などを頼むのも効果的です。

しかし、子どもなりに、今までの環境から巣立つことへの期待と不安が入り交じる時期でもあります。

イライラして友達とのトラブルが多くなったり、急に赤ちゃん返りしたように甘えたくなったり。

そのような時は、なるべくスキンシップを多くして、家族で一緒に遊んだり話し合ったりする時間を設けましょう。

「しつけ」の意味とは

「しつけ」は「躾」「仕付け」と書き、「躾」は「美しい身のこなし」、「仕付け」は「着物を縫う時に、正しくまっすぐ縫う為の仮止め」「田畑に苗を植え付ける」といった意味があります。

仕付け糸は、いずれ外されることを想定して、ゆったりと付けます。

そうしておかないと、本縫いの時に布が突っ張ってしまって縫いにくいからです。

子どものしつけも、この意味になぞらえて、「いずれ親から離れ自分の力で生きて行くことを想定して、大まかに、ゆったりと道筋をつける」のが良いと言われます。

逆に、あまりにもきっちりとしつけてしまうと、子どもの自立・自律にゆがみが出るのではないか、という意見もあります。

4〜6歳は、親から離れて社会に出て行く第一歩を踏み出す時期です。

心配が先に立ち、つい厳しく口うるさくあれこれと言いたくなりますが、子どもは子どもなりに悩み、考えていることを忘れずに。

発達や興味関心に個人差が大きく出る歳頃ですので、保護者としては小学校入学を前に、「我が子は大丈夫だろうか」「小学校でうまくやれるだろうか」という悩みが出てくる時期です。

しかし、「焦らず」「比べず」「強制せず」、子どもが新しいことを1つずつ覚えて行く過程を一緒に楽しむ気持ちを持ちましょう。

カテゴリー: 子どものしつけ | 投稿日: | 投稿者:

kmtさん

保育士の資格をお持ちの、2人の子どもを持つママさんです。

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