《2〜6歳》脳の発達を促す「お手伝い遊び」

2歳を過ぎると、何でも「自分で!」の時期が到来します。でも大人がやった方が早いから・・と、ついあれこれ世話を焼きすぎていませんか?

しかしこれは、こどもの自立への大きなチャンスでもあります。「やりたい!」気持ちをうまく使い、遊びながらお手伝いをしてもらいましょう!

こどもも楽しめてママもちょっと楽が出来る、そんな素敵な時間が得られます。

お手伝いは成長のチャンス

「自分でやりたい」という気持ちは、「周囲に自分の存在や力を認められたい」という願望を表しています。大人のしている行動や動作は、大人から見れば他愛無い事でも、子どもから見たら憧れそのもの。ママやパパと同じような「仕事」を「自分で」取り組む事で、「家族の一員として認められた」という自信を得る事が出来ます。

ですから、危険なことは最初にしっかり伝えた上で、他は出来るだけ本人に任せましょう。

また、「失敗しないように教える」のではなく「失敗した時の解決法を教える」のも重要なポイントです。うまくいかなくても、「ここまでは出来たね、次はここからやろうね」「○○しようと頑張ったんだね、今度はこうしてみると良いね」など具体的に励ますと、不足点や次の目標が明確になります。

幼児期に吸収したことは、必ず後の生活習慣や知的発達に関係して来ます。お手伝いでは手先を使うことが多いので、脳が活性化し、発達を促します。量や段取りを考えること、物を丁寧に扱うこと、準備の大切さを知る事など、自立した生活を送るうえで重要なことをたくさん学ぶ事が出来るのです。

「やりたがる時が教え時」であり、「新たな成長の大きなチャンス」です!

年齢別のおすすめ「お手伝い遊び」(前編)

○歳でこれが出来ないといけない、ということでは決してありません。

以下を参考に、まずは子どもと一緒にやってみましょう。

また、気に入ったものは年齢ごとに少しずつ難易度をあげていきましょう。

a. 2歳

  • 洗濯物をかごから出す
  • 食器を運ぶ、並べる
  • 野菜を洗う
  • 大人に靴下やズボンなどを履かせる
  • 窓やドアの開け閉め
  • ゴミを拾う、ゴミ箱に捨てる
  • 簡単なものを持ってくる、持って行く
  • 手紙をポストに入れる、新聞や郵便物を取る

など。

b. 3歳

  • 洗濯物をハンガーにかける、ハンガーから外す
  • ハンカチやタオルをたたむ
  • 料理の入った皿を運ぶ(汁物、熱いものは避ける)
  • 野菜の下処理(ミニトマトのヘタ取り、空豆を皮から出す など)
  • 料理を小皿に分配する
  • コップに飲み物を注ぐ(下にタオルを敷いておく)
  • 大人の衣服・靴のボタンやひも、チャックの開閉を任せる
  • 植物に水をやる
  • テーブルや床を拭く
  • 鍵の開け閉め(終わったら必ず大人に返す)
  • おもちゃの整頓(「これと同じ仲間はどれかな?」「このお人形をおうちにかえしてあげて」など、クイズ形式やごっこ遊び形式を取り入れると良いです)
  • ペットの餌やり(終わったら手を洗う習慣を)

など。

年齢別のおすすめ「お手伝い遊び」(後編)

c. 4歳

  • 洗濯物をたたむ(たたみ方は順を追ってゆっくり説明してあげましょう)
  • 自分の衣類をしまう
  • 料理を運ぶ(汁物にも挑戦!熱いものは避けて)
  • 家族分の飲み物を用意する(熱いものは避ける)
  • 簡単な調理(バナナやきゅうりなど柔らかいものを切る、みそ汁のみそをとく など)
  • 布巾を洗い、しぼり、テーブルを拭く
  • 植物の種まき、収穫
  • 自分の上履きを洗う
  • おもちゃの分類と整頓(ゲーム形式がおすすめ)
  • ほうきとちりとりを使って掃除

など。

d. 5歳

  • 洗濯物を分類分けし、それぞれの指定場所に仕舞う(出来る範囲で)
  • 食事のセッティングを任せる(テーブルを拭き、箸・皿・飲み物の用意をする、人数分取り分ける、料理を運ぶ など)
  • 簡単なサラダなどの料理を一品任せてみる(火を使わないもの)
  • お弁当を詰める
  • 皿洗い
  • お店で、大人が指示した物を取ってくる(必ず目の届く範囲で)
  • 部屋、お風呂の掃除
  • 布団を敷く

など。

e. 6歳

  • 洗濯物を干すのを任せる(効率的な干し方、ハンガーや洗濯バサミの使い分けを学ばせる)
  • 料理のメニューを決め、買い物をメモし、スーパーで選ばせる
  • 自分のお菓子を自分で支払わせる(値段を読み、支払っておつりをもらう。)
  • 本の分類分け、本棚の整理
  • ゴミの分別、ゴミ出し
  • ペットや飼育している虫・魚の世話(糞の片付けやケースの掃除などもさせてみよう)
  • 何かもらった時などのお礼状を書いてもらう

など。

5〜6歳になって少しお手伝いに義務感を感じるようになってきたら、やることをおみくじ形式にして引いてもらうなどゲーム感をアップすると効果的です。

また、ご褒美を与える場合は、少量のお菓子などから始め、お金に興味が出てきたら徐々にお小遣いに移行しましょう。1回10円でも、報酬を得る事で自分の仕事に価値を見いだし、「あのお菓子が買えるまで頑張って貯めよう」などの目標ができます。

ただし前払いは厳禁。マンネリ化してご褒美だけを求めるようになったら、お手伝いの意味を再確認させましょう。大人も初心にかえり、「ありがとう」「嬉しいよ」などの感謝の気持ちを伝えることを忘れずに。

褒めてもらうのも効果的

小さい子どもが必死に「自分の仕事」に取り組む姿はとても可愛らしく、成長を感じるものですね。

出来るようになったら、親戚や園の先生などに伝えて、お家の方以外の人からも褒めてもらうとやる気が倍増しますよ。

カテゴリー: 子どもと遊び | 投稿日: | 投稿者:

kmtさん

保育士の資格をお持ちの、2人の子どもを持つママさんです。

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