離乳食期のベビーフード活用術

手作り離乳食は、材料も作り方もママの自由。こどもの体調や好みに合わせて細かい調整が出来るという利点がありますが、それなりに手間と時間がかかるもの。忙しいときや疲れたとき、ママの体調が悪いときや、外出時、メニューがマンネリ化した時など、ベビーフードを使ってみてはいかがでしょう。

ベビーフードは、原料や塩分濃度などの基準が厳しく定められており、保存料・添加物不使用を原則として製造されています。また近頃は、粉末・フリーズドライ・瓶詰め・レトルトパックなど様々なタイプがあり、手を汚さずに使用出来るため、衛生面や栄養面ではむしろ手作り品より優れていると言えます。

手作り離乳食をベースに、ベビーフードを上手に活用できると、ママの負担もぐんと減りますよ。

家での様々なベビーフード活用法(前編)

a. 手作り離乳食の目安に

初心者ママは特に、味付けやトロミの具合などがよくわからなくて苦労するものです。そんな時、段階に合ったベビーフードをママも一緒に食べてみると、加減がよくわかります。

また、初めての素材にチャレンジするときや、ゴックン期からモグモグ期への移行の時にも役に立ちます。今までの手作りメニューに、新しい味や次の段階のベビーフードを添えてみたり、合わせてみましょう。

b. 苦手な素材を克服するために

食べてくれないときは、味よりも「食べにくさ」が理由となっていることが案外多いものです。葉もの野菜や白身魚、ささみなどパサパサしたものが苦手な場合は、ベビーフードのグラタンやペーストなどのトロミのあるものに混ぜると、飲み込みやすくなります。

また、ブロッコリーなど苦みのある物はコーン系やクリーム系、りんごやバナナなど甘い果物のペーストと混ぜてみましょう。離乳食完了期になったらハンバーグやミートソース、カレーなどに混ぜ込んでしまうのも良いでしょう。この場合も、粉末を使えば違和感無く混ざり、ペーストを使えばトロミがUPして食べやすくなります。

家での様々なベビーフード活用法(後編)

c. 栄養バランスのUPに

母乳やミルクよりも食事から栄養を取るようになってくると、主に不足してくるのが鉄分やカルシウム。さらに魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)も脳の発達に重要な栄養素ですが、これらが含まれる食品はレバーや魚介類など下ごしらえが大変なものが多く、なかなか毎日の離乳食に取り入れるのは難しいですね。

ベビーフードのおかずは、その時期に必要な栄養素が豊富に入っていますので、おかゆやパン、麺類などの炭水化物を添えれば、あっという間に一回分の食事になり、栄養バランスもバッチリ。ホタテやレバーなど、調理に手間がかかり、味や食感にクセのあるものも、食べやすく調理されていますので手軽に使えます。

ただし、ビタミン類は加熱によって失われやすいので、ベビーフードをメインのおかずにする場合は、野菜(さつまいもは加熱してもビタミンが損失されにくい)をさっとゆでたりフルーツを添えて補いましょう。

d. 赤ちゃんが体調を崩した時に

こどもは急に体調を崩すもの。ママも睡眠不足や疲労が溜まり、手間ひまかけて離乳食を作る時間も気力も無い場合もありますね。病気の時も、ベビーフードは衛生的で消化吸収が良いので最適です。熱や胃腸炎には、粉末のほうじ茶やイオン飲料、ペーストのりんごなどがよいでしょう。咳が続くときは「とろみのもと」に少量の砂糖を混ぜて飲ませたり、口内炎が辛いときはベビーフードのプリンなどが食べやすいです。

食欲が出てきたらレトルトのおかゆから始めます。例えば、離乳食後期の子であれば中期に戻すなど、体調が回復するまでは一段階前に戻ってあげると、胃腸に負担をかけません。

お出かけにも大活躍!

赤ちゃんは細菌にとても弱いため、離乳初期〜後期の汁気の多い頃や、夏場のお出かけには、手作りよりベビーフードがオススメです。

ただし、生活リズムが崩れないように、いつもと同じ時間帯に食べさせるようにしましょう。また衛生面にはよく気をつけましょう。赤ちゃんだけでなく、大人も手を清潔に。

温かい物を食べさせたいときは、フリーズドライのベビーフードと、水筒にお湯を持って行きましょう。ミルク用のお湯も使えますし、ファミリーレストランなどではお湯をもらう事も出来ます。

ベビーフードの保存方法

ベビーフードは長期保存にも向いていますし、病気や災害などの非常時にも大活躍します。離乳初期のものから買い置きしておくと良いでしょう。

開けてしまって使い切れないベビーフードの保存方法

【粉末やフリーズドライタイプの場合】

湿気を防ぎ、密封容器に入れて保存します。一度熱湯で戻した物は保存してはいけません。

【瓶詰めやレトルトタイプの場合】

食べる前に清潔なスプーンで取り分けておき、冷蔵庫で翌日まで。冷凍保存でも2週間以内に使い切りましょう。それ以内でも心配なときは、火を通してからあげましょう。

ただし、ハイハイをしだす頃になると、赤ちゃんが自分で棚を開けて食べてしまうということも起こり得ます。定期的に、期限切れの物が無いか確認し、整理しましょう。

また食べさせる際には賞味期限をよく確認し、念のため一度加熱するなど、衛生面には気を配りましょう。

さいごに

最近は、様々な種類のベビーフードが手軽に手に入るようになりました。

メーカーによって味も多少違いますので、赤ちゃんの好みの味やメニューを色々試してみると、手作り離乳食の参考にもなります。

ただし、甘みの強い物はクセになり、薄味の物を嫌がるようになる可能性がありますので、与え過ぎに注意しましょう。

カテゴリー: 子どもの食事 | 投稿日: | 投稿者:

kmtさん

保育士の資格をお持ちの、2人の子どもを持つママさんです。

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